インシテミル (THE INCITE MILL)
米澤穂信の新作書き下ろしミステリー「インシテミル (THE INCITE MILL)」を図書館で借りてきました。最初に借りに行った時にはまだ置いてなかったので初めて購入依頼書を出して、ゲットした次第です。
「モニターの一人は、車が欲しかった。車がないと女にモテない。女にモテないようでは、学生生活も少々寂しい。そう考えて、ビンボー大学生 結城理久彦は車を買うことにした。車を買うことにしたので、金が必要になった。そんな理由で時給十一万二千円という怪しいアルバイトに応募してみた。内容は、7日間隔離されて24時間観察されるというものだった。バイトに集まったのは12人。彼らは地下の館に7日間隔離されることになるのだが、そこで起きる殺人事件。一人、また一人と犠牲者が増える中で犯人は誰なのか?お互いに疑心暗鬼に陥っていくメンバーたち・・・。」
なかなか面白かったです。米澤さんのミステリーは、あまり殺人を扱ったものは少ないのですが、この作品はかなり人が死ぬ珍しく普通(?)のミステリーになっています。でも随所に米澤さんらしさが出ていると思いますので読んでみる価値ありです。
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